2017年日本神経学会発行の「封入体筋炎診療の手引き」が参考になります。
いずれにしても有効な治療法はないようです。
ただ嚥下障害に関してはある程度薬による治療で効果がある場合もあるようです。
適切な筋力維持運動を行う必要があり、筋力維持のため、タンパク質の摂れる食事をする必要があります。
封入体筋炎に特徴的である太ももの筋力低下の改善に効果があるかは不明ですが、人間には一部の筋肉が衰えるとその周辺の筋肉を強化することによって従来の動きを維持しようとする「筋肉の代償作用」が起きますので、治療薬が開発されるまでこのような方法で太ももの動作低下を低減しましょう。