ラムゼイハント症候群は、ヘルペスウイルス属に分類される水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化によって発症するものです。よって、後天的なものであり遺伝素因は全くないと言って良いです。
子供の頃に水痘(みずぼうそう)に感染すると、その原因ウイルスである水上帯状疱疹ウイルスは水痘治癒後も脊髄後根神経節に潜伏感染し、無症状で経過します。しかし、何らかの理由で免疫力が低下した時に再活性化しRumsey-Hunt症候群という、顔面神経麻痺、発疹、耳鳴、難聴を3徴とする症候群を発症することがあります。 同様に潜伏した水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化によって引き起こされる疾患として帯状疱疹もあります。